師走近い

こんばんわ
ただいま帰宅
論文梗概提出近しヤヴァス!
関東圏の売り場面積4万平米以上の超巨大ショッピングセンターを見て廻っているのですが今日で40件突破しました
あと二日でコンプリート
今日はひたちなかまで行きました
メイドイントーキョーに郊外版ような論文にしたいと意気込んでおります
ショッピングセンターの作り方は非常におもしろいです
各要素がとにかくボンボンボンボンと即物的に水平連結されていきます
スロープ店舗ーーーースロープ
とか
スロープ立駐店舗ーーーーー
とか
立面とか一周で1キロメートル優に超える笑
まじデカイ
スロープが相当カッコイイ
そしてわかりやすい意匠要素が長大な壁面に大量にレイアウトされていきます
中心をつくってまわりにアイテムがくっつくとか大きなキャノピーが全体を覆うとか全体を住居のように細かく分割するとか
スーパーフラットなどという言葉では片付けられないほど強烈なファサードが農地に突然現れて、経済論理はさしおいて、圧倒的におもしろいことになっています
ただ経済論理から必要なものをつなげるとあれだけの物質量になるというのは人間の欲望の城ということになるのでしょう

建築夜学校の講演会の質疑応答で「圧倒的な大きさは問題にしないのですか?」という質問をしたら社会学者の若林幹夫さんに「それはビジターの視点だよ」と言われるがビジターの視点がないからいつまでたっても美しいショッピングセンターが出来ないのだろうと思うのだが、あの時はうまく言葉にできなかった
いつかの機会に議論をまたふっかけたい
東浩紀さんがさすがにいいこといっていてショッピングセンターの差異を問題にしたらどうかといっていてまさにそれなんですね
全部一緒に自動的に作られているわけではなくてやはりどこかの誰かがやはり設計しているわけでそこを解析してみたいわけです

あとフィールドワーク中変な人をたくさん見ました
ヤンキーにも絡まれ「てめぇフィルムだせ」とカメラを壊されそうになるし
羽生に行った時は男子トイレに入ったら男女のヤンキーがたくさんいて戦慄が走りましたが漏れそうだったので尿意優先しましたが彼らは鏡の前で背比べをしていて「ユカおめぇちっちぇんだよ」「カズのデカサは人間のデカサ!」みたいな妙な掛け合いが楽しいです
あとは駐車場の車と車の隙間で車にスプレーで落書きしてる3人組みもいました
ヤンキーがおもしろいのはアーキテクチャを違反することをパフォーマンスだとどうやら思っているところですね
いまそんなことはできない年齢、立場になってしまったので
suicaを投げて改札を飛び越えるやつらとかちょっとあこがれる
駅でたむろしているヤンキー集団に仲間が登場したときにその仲間が改札を通る前からズボンを脱ぐ準備をしていて改札出た瞬間に脱いだ時は思わず笑ってしまう
俺もホントはそういうの積極的にしたい
だから建築失敗したらゴキブリコンビナートに入りたい
ヤンキーもそうだし、AV女優もそうだしいつかは必ず身を引くタイムライン(就職とか引退とか)が設定されていてそれがとてつもなく短い儚い状態というのの一瞬のインパクトは強烈でカッコイイ爆
そいつらが法律を作るしテクノロジーを進化させているような気もします
そういう人らとも積極的に関わる建築
それがショッピングセンター笑
建築の未来を考える上では外せないでしょうね
菊竹さんも実はショッピングセンター設計してるんですよ
しかもまだバリバリ稼動している

話し変わるけど筑波批評社の発行する筑波批評を購入。
めちゃおもろい。
同世代にあれだけ文章書ける人がいることに感動
マジカッケー
批評で喰っていこうとしている人ともっと戦いたいですな
次へ繋げます

そういえば今日専門学校の学生さんがメールをくれた
ウェブで情報を発信していると、いろんな人がメールをくれる。
建築系専門学校の人は初めてだったのでなんだかすごく嬉しい
おそらく彼らは僕らとはまた一味違った建築を作るのだろうワクワク

いろいろ興奮さめやらぬ
今日から急に寒い
こんなに離散的な文章なのは
腹痛いから
では