sayonara2008

こんばんは
2008年がもう終わりますな
自分にとっては今年は攻めの一年。

新年出る新建築1月号がもう置いてある店もあるようで報告なんですが
日新工業主催の地球学校という建築のコンペで
一等150万円(!)
とりました驚
巻頭に僕の作品やら審査員の講評が載ってるので建築の人もそうじゃない人もよかったら見てください
自分の思考が、自分の憧れの審査員、青木淳氏、妹島和世氏、藤本壮介氏、日本設計の六鹿正治氏、鹿島建設山本敏夫氏らに届いてコメントをフィードバックしてもらえるってのがコンペの一番おもしろいところですが
賞を取った瞬間にはもう自分にとっては過去の作品なので「いやいや今はもっと新しいことを考えてるんだ」とか言い返したいというか既に物足りないというか次は何をしようかと頭を悩ませてハラハラするわけです。
情報とか生態系とか複雑系の思考をもとに半年くらい試行錯誤して1000枚以上の写真を撮り、ファンタジーを偽装して馬鹿っぽく表現しました。
受賞式の模様等についてはまた書きます
2月くらいに建築会館で展示もされるので
見た方は是非批評してください

2008年を振り返ると
まず藤村龍至氏に声をかけてもらい
g86がround about journalに掲載されて且つ
live round about journalに出さしてもらったデビュー戦の1月に始まる。
あのイベントの記念すべき第一回に誘って出させていただいたことは今も自分のエンジンになっている。
ドミニクチェンさんとか建築家の中村拓志さんとかに激励されテンションあがる。
3月にはアーキサミットというイベントをg86とコジマラジオと一緒にやって
新聞にも載りテンションあがる。
どこに建築の可能性や隙があるのか時代の空気を掴んだ(気がした)。
藤村氏をゲストに招き、イベントのお礼をイベントで返すということが実現。

そして個人的に春休みにスコットランドにワークショップ参加。
2週間世界中のアートの人らに揉まれて
枠組みが揺さぶられ、自分が“日本人”であることを意識する。
特に百枝優と笹原晃平という激エフェクティブな日本人に出会えたことによりもっと考えなくては人を感動させることはできないと気付く。
こないだ作品集も発行され百枝優との共同制作も掲載しています。世界中のブリテッシュカウンシルで手に入ります笑。

そして塚本研所属。
20歳くらい年上の先生の方が自分より断然パワーがあるので
まだまだ動かないと土俵にすら立てないと気付く爆
大きなプロジェクトや院試で諸々洗礼を受ける。

5月にはg86で建築ジャーナルにインタビュー掲載される。
あと建築雑誌に福島の建築家佐藤敏広氏とg86の対談が掲載。

あとは仕事の合間を見つけてgraffiti projectionという作品を作りはじめ、超表層もフィールドにしようと意気込む。建築の議論にはまったく反応しない人もgraffiti projectionを見せると急に熱くなったりして建築の議論に引き込むことができる。使えるアウトプットの選択肢を増やすことの意味を再考する。

夏明けには10組くらいのアーティストを巻き込んで自由が丘ストリートエキシビジョンをやって
賛否両論頂くが建築や多分野の方から概ね好評価を頂く。
見ず知らずの女子高生に反応させることに成功し、これこそアーキテクチャの可能性の一つなんじゃないかと相当テンションあがる。
夏には近藤君たちによる5erというプレゼンイベントに出させていただき
ひとまずまとまりつつあった思考を話せたことは大きかった。
あとは建築会館の建築イベントにも出演。
丹下健三の息子である丹下憲孝氏と議論できたことが感慨深い。
9月にはLondon在住sawadaを誘いg86 Londonを始める。
g86の枠組みを世界に広めるべく開始。AAスクールも激烈忙殺らしく少しづつだがアウトプットしていけたらと思う。

その後の東工大の文化祭ではurban blastという作品をDj takmaxとやって「これは動的な絵画だ!」とかいってくそテンションあがる。
11月にはg86のあちゃーんが3大ビジネスコンテストで決勝まで進み
大ホールでプレゼンをした。
これには相当感銘を受けると同時に自分の思考が強張ってることに凹みもう一度エンジンをかける。

あとインタビューもいくつかやって個人的に興奮するのは
筑波批評社という批評集団。
これはいろんな人にコメントもらえたし、自分らの枠組みを再確認できたいい議論でした。
彼らの発行する筑波批評は文章相当カッコイイ笑

そして論文。
論文ではいろんな人に助けてもらいまたひとつ洗礼を受ける。
ショッピングセンター巡りは相当勉強になったので卒業設計に繋げたいが
藤村さんには論文と設計は切り離せと言われるが繋げたいが言われたいが繋げたいキガス。
論文提出後は11月くらいからkjと議論を続けていたアイデア
設計を始める。ジェネリックと情報とスピードにシナジーを与える建築。面白くなりそうだ。

こんだけ動いても知り合いにはもっと作りまくって建築の可能性を楽しんでる人がたくさんいる。
来年も飛ばして行きたい。

2009年は卒業設計という最高(最悪)のスタート。
気合入れて臨みます。

明日は年越し。ガキ使は録画して
お台場で高校の猛者達と世界を反転させます。